神田高校(平塚市)の入試結果操作問題。入試で合格点を取った二十数名が、入試当日の服装や髪型、素行等の問題により不合格になったあの問題のことです。
その後、配置換えとなった校長先生を呼び戻そうという署名運動が起こり、教育委員会の判断に一石を投げかけているというニュースが流れるなど、まだまだこの問題は終わりを告げてはいません。
さて、あの一件。
現場に居る人間からすると、教育委員会の判断は実にナンセンスです。点数を取っていれば何でも許されると誤解されかねない教育委員会のあの発言の鈍感さには目を覆いたくなるばかりです。人としてのあり方は、点数以前の問題です。普通の良識ある中学生であれば、試験当日に、わざわざ服装を乱したり、素行を悪くしたりはしません。あきらかに、悪意、もしくはそれに類する意図をもった行動であると判断せざるを得ないのです。
どんな格好をしようが、どれだけ素行が悪かろうが、点数さえ良ければ合格できるという「判断」は、全くもって受け入れられません。
校長先生には学校を守る責務があります。そして、入学してくる生徒に満足してもらえる環境を提供する義務があるのです。
おそらく校長先生は、単なる服装や髪型で生徒を排除したのではないはずです。わざわざ試験当日に、誤解を招くような格好をしてくるという中学生の「本音」の部分に拒否反応を持ったのではないでしょうか。
それは、高校や社会、大人に対して敬意を持っている人からは、決して見られることのない本音だからです。
「ただただ学校を守りたい一心だった・・・」
こういう心ある先生を追放するなど論外です。
その意味で、平塚市民の運動は喜ばしいことであり、校長先生が再び教鞭をとられることを切に願ってやみません。