ものづくり=理系に進学を考えるA君でしたが、実は重大な欠点を抱えていました。理系に進みたいのに、数学が苦手なのです。はっきりした理由は覚えていないのですが、中学の頃に習った担任の先生との相性が悪く、すっかり数学が苦手(=嫌い)になっていたのです。
とはいうものの、数学が出来なければ理系に進むことができません。なんとか自分を奮い立たせようとするものの、数学を学ぼうとする意欲は減る一方です。やらなければならないのに努力できないA君はすっかり自分自身がいやになり、現実から逃避するようになりました。
結局、高校3年間でさっぱり数学ができなくなってしまい、社会的には無名の大学の工学部に進学することになったA君。モノつくりへの情熱も薄れ、いったい何のために大学に進学するのかもわからない精神状態にまで追い込まれていきました(続く)。